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SEKONIC STUDIO DELUXEの話

…買っちゃった。。。
帰り道、地元の中古カメラ屋を覗いたら、非常に状態のいい露出計、それもセコニックのSTUDIO DELUXEが相場より安い値段で売られてたわけで…( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

071121_DSC0304.jpg
買っちゃった、買っちゃった♪


ところで、ブログを読まれてる方で、"露出計って何?"って方もきっといらっしゃると思いますので、解説をさせていただきます。

露出計とは、ズバリ、"露出"を計る装置のことです。なので、露出計を理解するには"露出"について理解しなければなりません。
ただし、ここでは簡単な解説に留まらせて頂きます。

そもそも写真とは、レンズを通った光がフィルムや受光体(CCDやCMOSのことです)に当たることによって写し出される画像のことです。ちなみに、フィルムや受光体に光が当たる事を"感光"といいます。
よって、キチンと写真を撮ろうとする場合には、レンズを通った光の量に応じた時間分だけ、感光させる必要があります。
レンズを通る光の量は"絞り"によって調整され、感光させる時間は"シャッター"によって調整されます。
従って、フィルムや受光体に感光する光の総量は、

絞り値(光の量) × シャッター速度(感光時間)

となります。

ところで、ISO100とかISO400なんて言葉を聞いた事ありませんか?よく35mmフィルム等に記載されてるのを見られた方もいらっしゃるはず(?)今ではデジカメの設定などでも見受けられます。
この100とか400とかの数字の事を"感度"といって、フィルムが光を感知する能力のことで、感度が高い程、弱い(つまり少ない)光でも感知する事ができます。
数字が高い程感度が高い事を意味し、この数字が2倍になれば、感光する光の総量が半分で済みます。
よって最終的に必要な光の量は、

感光する光の総量 × 感度

となります。
これこそが、"露出"なのです。つまり、、、

露出 = 絞り値 × シャッター速度 × 感度

という訳です。

…で、そもそも露出を計るには、光の量を計測する(これを"測光"といいます)必要があります。
…で、光の量を計測する方法には大きく分けて2つの方法があり、それぞれ、反射光式と入射光式といいます。

071121_HansyaShiki.jpg  071121_NyusyaShiki.jpg


反射光式とは、光源から発せられた光が被写体を反射し、その反射した光を計測する方式で、この方式の露出計はカメラに内臓されてる事がほとんどです。
つまり、カメラ自体が被写体から反射した光を計測(測光)して、露出を計算するわけです。

入射光方式とは、光源からの光を被写体の付近で直接計測する方式で、私が今回買った露出計はこの方式で、正式には"単体露出計"といいます。ようするに、カメラ等に内臓されてるのではなく、装置単体で露出を計るという意味です。
露出計で計測された露出値に基づいて、カメラ側でマニュアルで露出設定を行って撮影します。
※厳密には私が買った露出計は反射光式としても使えるのですが、ここでは説明を割愛させていただきます。

これら反射光式と入射光式にはそれぞれ長所と短所があって、撮影状況に応じて使い分けるのが理想です。
…が、そもそもカメラに露出計が内臓されてるのなら、単体露出計なんていらないのでは…? と考える方もいらっしゃるかもしれません。
mToTmにとって単体露出計は必要か?という問いかけには…、、、"多分いらないけどカッコいいので思わず買っちゃった♪"というのが答え。
しかし、プロのカメラマン、特にスタジオカメラマンにとっては単体露出計は必需品です。

…あのう、(反射光式と入射光式で)何が違うの??? とお思いの方、実際の写真を観てもらった方が話が早いので、以下の写真をご覧下さい。

071121_DSC0300.jpg
反射光式(D200内臓の露出計)で撮影。 露出:ISO500、F/4.0、1/90秒。 絞り優先モードで撮影。

071121_DSC0301.jpg
入射光式(単体露出計)で撮影。 露出:ISO500、F/4.0、1/40秒。 マニュアル露出モードで撮影。

まずは、背景が明るい色の場合での撮影です。
反射光式の写真は全体的に暗く写っています。これは、背景が明るい、つまりレンズに入ってくる反射光の量が多い為、カメラ側が"光の量が多いなあ、暗めに写そう…"とした為です。
一方、入射光式の場合は、背景の色には関係なく、カエル君付近の光の量に基づいて計算された露出で撮った為、暗くならずに撮れました。

071121_DSC0302.jpg
反射光式(D200内臓の露出計)で撮影。 露出:ISO500、F/4.0、1/25秒。 絞り優先モードで撮影。

071121_DSC0303.jpg
入射光式(単体露出計)で撮影。 露出:ISO500、F/4.0、1/40秒。 マニュアル露出モードで撮影。

次は背景が暗い場合での撮影です。
反射光式では全体的に若干明るく写っています。これは、背景が暗く、反射光の量が少ない為、カメラ側が"光の量が少ないなあ、明るめに写そう…"とした為です。
一方、入射光式の場合は、明るく写る事も無く、実際の背景の色合いに近い感じで写っています。

いかがでしょうか、(単体)露出計についてご理解いただけたら、mToTm的に嬉しいです。
露出や露出計についてご存知の方…きっとウザかったかも…(T∇T;)

ここからは露出計に詳しい方向けの話です。

この露出計、セレン式のアナログ方式の為、電池交換等が不要で半永久的に使用することができます。これって凄いかも。。。
それになんといっても、STUDIO DELUXEシリーズは外観がとても秀逸で、持った具合も絶妙。本当に洗練されたデザインだと思います。
現在はSTUDIO DELUXE ?が発売されていて、電池も環境面の配慮からセレン式ではなく、アモルファス光センサーを採用しています。
それに、露出部分がダイヤル式ときわめてシンプルでありながら、露出の本質が明確に理解できるデザインが、私のような者にとっては勉強にもなるわけです。
あとは、実質不必要なのですが、カメラ露出だけでなくシネコマ数の算出もできるスグレモノ。フィルムで映画を撮るようなシチュエーションにも使用できます。

あ、そうそう、後でレタッチするから露出なんて適当でいいや…ってお思いの方、オリジナルを適正露出で撮っておかないと、レタッチの際に画質が落ちる事がありますのでご注意を!!

参考HP:セコニック スタジオデラックス?
http://www.sekonic.co.jp/product/meter/details/l_398a.html

使用カメラ:Nikon D200
使用レンズ:Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4






セコニック スタジオデラックス III L-398A

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コメント

うは♪
こりゃまた、マニアックな機材ネタ!(;´Д`)ハァハァ
「多分いらないけどカッコいいので思わず買っちゃった♪」
うはははは。o(__)ノ彡_☆バンバン!!
まさにそれですよね、それ!!
それでいーんです!それが大事さっ!(^◇^;)
プロな方が、モデルさんの顔の前に差し出して測ってる
のを見かけますが、確かにそそられます。これがあれば、
D70でもオールド・ニッコールを使う気になるわけですが。(・∀・;)
そうそう、広角レンズ。もうじきオリンパスからスタンダード
クラスの広角ズームが出てくるはずなんで、それを念頭に
置いております。(^◇^;)
Commented by Moto-ya   URL   編集[xcBl4GRk] at 2007/11/22(Thu) 12:37:27

適正露出、以前のオフ会の時にmToTm様に教えて頂いた、露出補正。
最近、良くやります。
しかし、分かり易い解説です。
以前から、カメラ内部の露出に疑問はありましたが、入射光式とは、全然違うんですね。
露出計で被写体に当てて、測る姿は、プロカメラマンに間違えられたりしませんか♪
Commented by rail   URL at 2007/11/22(Thu) 17:14:05

Moto-yaさん、こんばんは。

絶対Moto-yaさんは食いついてくると思ってました。o(__)ノ彡_☆バンバン!!
三十数年生きてきて理解しましたが、♂という生き物は時として思わず買ってしまうときがあるんですね!!( ̄∇ ̄;)
そうそう、露出計があれば、Moto-yaさんのD70のレンズラインナップもグーンと広がりますよ。
是非Moto-yaさんも露出計、買われてみては?Ψ(`∀´)Ψウケケノケ
理屈抜きに露出計というアイテムは男心をくすぐられます!!

を、オリの広角ズームを狙ってるんですね!!
E-3の発売を機にオリも新レンズ投入ですね。
あ、この三連休…D3やらD300やら新しいEDレンズやら…
これは忙しい週末になりそうだ( ̄v ̄)ニヤリ


railさん、こんばんは。

露出補正を使いこなせるようになると、写真を撮るのがより面白くなってきますよね。
わかり易かったですか?よかったです(^。^)
入射光式と反射光式は記事の説明の通り、測光の原理が根本的に違います。

もうちょっと入り込んだ話をしますと…

反射光式の露出計は、被写体や背景がどんな色なのかを理解することができません。
その為、測光した光をすべて18%グレーとして認識するように設計されてます。
要するに白い光(光量多)も黒い光(光量少)もどちらも18%グレーだと露出計は理解するわけです。
その為、光量が多い場合は、"18%グレーにしては光量が多いなあ"と認識し、暗めの露出値を算出します。
逆に光量が少ない場合は、"グレーにしては光量が少ないなあ"と認識し、明るめの露出を算出するわけです。
よって、明るい被写体は暗く、暗い被写体は明るめに写ってしまうのです。
それを補うのが"露出補正"なのです。

↑での話は"光量"だけではなく、"色温度"についても話を拡張する事ができます。

色温度の厳密な定義は割愛しますが、光の波長を温度として表現したもので、色温度が低いと赤色傾向、色温度が高いと青色傾向になります。
さっき、"露出計はどんな色か理解できない"と書きました。
ではどうやって光の波長(=色)を理解するかというと、
露出計ではなく、CCDに入ってきた光を光の三原色に分解し、それぞれのヒストグラムを元に色温度を算出しています。
算出された色温度を元に、白いものを白く写るように色を調整する事を"ホワイトバランス"といいます。
昨今、色温度の算出アルゴリズムはかなり進歩してるのですが、完璧ではありません。
なので、WBには、"蛍光灯"や"曇り"などのモードが用意されてるのです。

ここで整理。

①WBとは、"白いものを白く写るようにする事"でした。
②ところで、"露出計はどんな色か理解できない"→全部18%グレーだと理解するのでした。

②は、逆に、露出計にとって18%グレーは(実際は)真っ白かも真っ黒かもしれない…という風に考えることもできそうです。

ならば…①と②のあわせて考えると、

"18%グレーの被写体を元に色温度を調整すれば、白いものが白く写る。"

という発想が出てきます。

これが、プリセットモードによるWB設定であり、カメラ屋さんで売られてる"グレーカード"こそが、18%グレーの被写体なのです。

さっきから何度も出てきてる"18%グレー"ってどんな色?
…というのが気になるのでしたら、
http://mtotm.blog66.fc2.com/blog-entry-144.html
をご覧下さい。
※グレーカードは数千円で売られてます。特に室内撮りでは、かなりの効果を発揮してくれます。(^∇^)

…長いコメントですみませんでした。。。m(__)m
Commented by mToTm   URL at 2007/11/22(Thu) 23:37:09

じつはコレ、私も以前ちょっと気になっていたブツです。
その後反射光式ですが露出計としても使えるOptio 750Zを買ったものの
露出計モードは全く使わなくなったので、結局私には単体の露出計は
必要がないモノなのかなぁ、と(^^;

でも反射光式でも中央重点やスポット測光の特徴、それと
被写体の白黒の割合と露出の兼ね合いに慣れればある程度までは
カバーできますよね。理想としては何も使わずに一発で適正露出を
マニュアルセットできることでしょうが…私にはとても無理(^^;
Commented by みけ   URL   編集[pY.z5wAw] at 2007/11/23(Fri) 00:13:20

私もこれ、持ってます(^^)
ピンホールをするために買ったのですけど、
カメラより露出計の方が重いという妙な事になってしまって、
今はもっと小さくて軽い反射式のやつを使ってます。
Commented by ヒツジ草   URL   編集[nKD1BgzM] at 2007/11/23(Fri) 11:04:52

ふむふむ
とっても解りやすい説明!
僕も手で触れる距離なら露出計ほしいなぁって思ったりします。
まぁでもこいつ(カメラ)はいまはマイナス補正かなって撮影して
出来上がりを見て「ほらね♪」
っていうカメラとの交流も面白かったりしますw
Commented by ウナム   URL   編集[A8BJpryA] at 2007/11/23(Fri) 19:24:57

みけさん、こんばんは。

はいはい、Optio 750Zは存じ上げてます。
なんっちゅう、マニア心をくすぐるんだと感心しきりの商品。
普通、コンデジに露出計機能なんてつけませんよね♪

実際は、私も単体露出計は使用頻度が低いとは思いますが、もう、こればかりは理屈ぬきで買ってしまいました。
そうそう、反射式でもスポット測光で必要な箇所の部分露出から、全体の適正露出を割り出して撮れますよね。
…って私の場合はとてもそんな職人技はできません。。。
プロカメラマンとかでスポットメーターから適正露出を割り出してる方とかって純粋に尊敬します。

>理想としては何も使わずに一発で適正露出を
>マニュアルセットできることでしょうが…私にはとても無理(^^;
大丈夫です、わたしも無理ですから…(笑)


ヒツジ草さん、こんばんは。

ヒツジ草さんはピンホールされるから、単体露出計はお持ちだろうと思ってました。
…確かにピンホールカメラの方が軽いかも(^◇^;)
ヒツジ草さんがどんな露出計を使われてるのか、とても興味があります。


ウナムさん、こんばんは。

ご理解していただけたみたいで嬉しいです。
今時、普通に撮るのであれば露出計は要らないのかもしれませんが、あるといざという時に助かる事もあるかも。
カメラの相性がわかってると、直感的に露出がわかるときもありますよね。
昔のフルマニュアルのカメラを長年使われてる方とかだと、撮るときに直感的に露出がわかるようになるそうです。
…いまは全部カメラ任せですからね。。。
Commented by mToTm   URL at 2007/11/24(Sat) 00:59:55

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