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いろんな場所で撮ったお散歩写真を載せる感じ…。

ハリアナ心に火がついて、ピンホールレンズを作ってみました…の話

2008/05/15(木) 22:40:18

誰にでも、誰の心の中にも、ハリアナ心はあるものです。。。
ヒツジ草さんの記事を拝見して、そんな私の中のハリアナ心に火がついてしまいました。()メラメラ

…ということで(どういうことで?)、自分でピンホールレンズを作ってみました。。。
誰でもきっと作れます、とっても簡単ですよ♪

ピンホールレンズの材料:

材料は、、、

カメラのボディキャップ(Nikon BF-1A)
アルミホイル
セロハンテープ

…以上!! 
…たったコレだけ!!

ボディキャップは家電量販店などで、数百円で売ってます、皆さんが自作される場合は、お持ちのカメラに合ったボディキャップをご購入してください。

ピンホールレンズの作り方:

それでは作り方です。

ボディキャップの中心に直径5mm程度の穴を空けます。
ドリルやピンバイスがあると簡単に穴が空けられますが、キリや千枚通しでも穴あけは可能です。
穴を空ける時に力を入れすぎると、ボディキャップにヒビが入ったり割れたりするので注意が必要です。

穴を空けたボディキャップ
穴を空けたボディキャップ。写真だとわかりにくいですね…。(^^;)

アルミホイルを約2cm四方に切り取り、中心に穴を空けます。
ピンホールカメラのピンホールは、本当に小さな穴でOKです。
約0.2mm〜0.5mmが目安ですが、そんなに厳密に考える必要はないと思います。

アルミホイル以外でも光を通さない黒い紙などでも代用できると思いますが、アルミホイルの方が薄いので穴が空けやすいと思います。
※ここらへんの素材や穴の直径などを色々と変えてみるのも面白いと思います。

2cm四方のアルミホイルに穴を空けたところ。
2cm四方のアルミホイルに穴を空けたところ。穴が…見えるかな?

ボディキャップの裏面から、アルミホイルをセロハンテープで留めます。
この時、ピンホールがボディキャップに空けた穴の中央にくるように調節します。
ボディキャップとアルミホイルの間に隙間があると、そこから光が漏れてしまうので、隙間がないように注意が必要です。

セロテープでボディキャップに固定したところ。
セロテープでボディキャップに固定したところ。

表側から見るとこんな感じ。
表側から見るとこんな感じ。ピンホールが中心になるようにしておきます。

…これでピンホールレンズの作成は終了、どうですか?簡単でしょ? (^∇^)b
あとは、このレンズ(?)をカメラに装着すれば準備完了。。。あとは撮るだけです!!

カメラに装着したところ。
ピンホールレンズをカメラに装着したところ。まるでカメラキャップを着けてるように見えます(笑)

カメラに装着したら、いよいよ撮影です。。。
…が、撮影に入る前に予備知識をいくつか…。

ピンホールカメラの仕組み:

まずは、ピンホールカメラの仕組みについて。。。
モノに当たった光は色々な方向に反射(散乱)します。
しかし、ピンホールを通ることによって、方向の決まった光は、真っ直ぐ受像面の一点に到達します。
そんな方向の決まった光が集まって出来た像が受像面(フィルムやCCDなど)に投射されることで、独特の味わいのある写真が撮れるわけです。。。

ピンホールカメラで撮った写真は独特のボケがあります、その理由は、さきほど"方向の決まった光は、真っ直ぐ受像面の一点に到達します。"と書きましたが、厳密には"点"ではなくてピンホールの直径分の面積を持った"面"の光が受像面に到達する為です。
従って、穴の直径が小さければ小さいほどシャープな像が得られる事になります。
(さらに厳密な話をすると、光の回折などもあって穴の直径が小さくしても単純にシャープな像が得られる訳ではないのですが、ここでは簡単の為、割愛させていただきます。)

ピンホールカメラの仕組み
ピンホールカメラの仕組み

ピンホールカメラの場合、一般的なレンズを使ったカメラと違って、その原理上、受像面に届く光の量がとても少ないです。
従って、シャッター速度も通常の写真撮影の場合に比べて、とても長くなります。
どれぐらい長いかは、撮影条件によっても異なりますが、数秒〜数分といったところでしょうか。。。
…とはいえ、実際に撮影する際には、露出を決めなければなりませんが、露出とは、基本的にはF値(絞り)とシャッター速度のことです、それではピンホールレンズのF値ってどれぐらいなのでしょうか?

ピンホールレンズのF値:

F値とは光の量の目安となる指標で、以下の計算式で求められます。

F値 = 焦点距離 ÷ レンズの直径

まずは焦点距離ですが、ピンホールレンズの場合はカメラの受像面からピンホールまでの距離(下図参照)となります。
私が持っているNikon D200の場合は、約50mmでした。。。

ピンホールレンズの焦点距離
ピンホールレンズの焦点距離

次にレンズの直径ですが、ピンホールレンズの場合は、穴の直径がそれにあたります。
…で、実際に測ってみると、今回の場合は約0.2mmでした。

ピンホールの直径
ピンホールの直径です。約0.2mmでした。(^。^)

それではF値を計算してみましょう。。。

50mm(焦点距離) ÷ 0.2mm(レンズの直径) = 250 ←これがF値です。

F250…これはとても大きな値、つまりは、とても暗いレンズだとも言える訳です。。。

いよいよ撮影:

予備知識はここまで、ようやく撮影に取り掛かりましょう。。。
まずは、カメラの撮影モードをマニュアルモードにします、そして、操作・設定するのはシャッター速度のみで、絞り値は一切ノータッチです。

ピンホールカメラで写真を撮る時にとても重宝するのが、以下のような単体露出計です。
とても重宝する露出計ですが、無いなら無いでなんとかなりますし、なんとでもなります(笑)
特にデジタル一眼レフの場合はその場で撮れた写真が確認できるので、都度確認しながらシャッター速度を調節すればいいかと思います。

露出計とピンホールとはとても素敵な関係!?
露出計とピンホールとはとても素敵な関係!?

便利な露出計ですが、流石にF250となるとほとんどの機種で表示できません、そこで、一工夫する事になります。その工夫とは、"読み替え"です。
同じ露出にしたい場合、F値が2倍になると、シャッター速度は4倍(2の2乗倍)に、F値が10倍になると、シャッター速度は100倍(10の2乗倍)になります。

例えば、露出計で計測してF11で1/30秒だった場合、F250で必要なシャッター速度は、、、

1/30 × ((250 ÷ 11) × (250 ÷ 11)) = 17.21763… ≒ 17(秒)

となります。

…しかし、F11の場合だと計算が難しいので、他のF値を読んだ方が効率がいいのですが、
F25の場合だと計算が楽なのですが、露出計でF25って無いかもしれません。
そんな時は、F2.5で読んだシャッター速度を10000倍するか、F22で読んだシャッター速度をF25でのそれと見なして、100倍するなんて方法もあるかと思います。
あとは、露出換算スケールを用意するというのも良い方法だと思います。

あ、そうそう、今更ですが、ピンホールカメラでの撮影では、三脚は必須です!!

撮影時、ファインダーを覗いても真っ暗です…が、屋外などで明るい場合は、ファインダーをよ〜く覗くと、うっすらと像が見えるときがあるので、それを手がかりにアングルを決めると意外と思ったとおりの構図で撮れたりします。

以下が、実際に撮ってみた写真です。。。(^。^;)
想像以上に写りが良かったので、撮った本人もビックリ!!
カエル君はかなり手前に置いたのですが、被写体深度が非常に深い為、カエル君も遠景もバッチリ写っています。
…が、よく見ると、ちらほらとゴミのようなものが写ってました、CCDに付着したゴミかもしれません。。。(T_T;)
普通のレンズを使ってる場合には気が付かないのですが、ピンホールレンズの場合、光量が少ない為、ゴミが目立つのかもしれませんね。。。

カエル君登場!?
カエル君登場!? (^^;)


撮影情報は以下の通りです。

使用カメラ:Nikon D200
使用レンズ:手作りピンホールレンズ(Nikon BF-1Aベース)
ISO感度:100、焦点距離:約50mm、F値:F250、シャッター速度:120秒
※画像のEXIF情報では、焦点距離とF値が実際と異なります。


…さて、皆様のハリアナ心にも火がつきましたか? (^□^)






ボディキャップ Nikon BF-1A


アルミホイル


セロテープ

本格的にピンホールカメラをするなら…

Zero Image 木製ピンホールカメラ Zero2000 デラックス(ブローニー版)

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